上の空詩集
上の空だけど、本当はその先にあるものを見つけたい。



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2009.07.01  現実崇拝

私の中で渦巻く
黒くてザラザラしたもの達へ継ぐ


どうか
私を見捨てないで


最悪な肌触りは
呪いのように纏わりつき
身をも剃り落とす


痛くても
構わないから


ザラザラ
ザラザラ


見捨てないで下さい


不快や苦痛は日常
ときめくような束縛の中
名も知らぬものを崇拝し続け
助けを乞う


永遠に紡ぐ現実という闇の彼方

連鎖を断ち切る術を
何故だか私は探す


ある筈もない武器
ない筈の未来


それでも私は
崇拝し続ける
No.285 / // PageTop▲

2009.05.25  予知

何故ですか?
何を私に示したかったんですか?
私に何を選択しろと言うんですか?


私の全てを知る唯一が
私に夢を示した


それは
まるで現実のような
けれど
有り得ない出来事だった

私は泣くしかできなかった

責めるように
泣くしかなかった


励ますように
なだめるように
信じられない言葉が返ってきた

それは
まるで全てを知っているような
けれど
起こり得ない出来事だった

救いようのない
現実より少し先の
手が届きそうな未来の夢

私はこれから
救いようのない現実を
選択する
No.284 / // PageTop▲

2009.05.23  疾患

雑音が上滑りする

傷口を握り締めても
痛覚の代わりに快楽が作動する


私はあまりにも膨大なものを要求してしまった

一度失ったものを二度失う空しさ

出会えた刹那と
出会わなければ良かった永遠


私は何を蔑ろにしてしまったのだろう?


ざわつく内臓達は何を感じているのだろう?


殺伐とした境界線の上を歩くには
少し邪念が多過ぎて
私はざわつく内臓のなすがままになった

抗う気がなかった

失うことより
内臓をなだめることしか頭になかった

沸騰してしまいそうな
爆発してしまいそうな
溶け出してしまいそうな
私の内臓たち

いつも肝心なところで発病して
私は何も見えなくなる

だから私はまた
全てを失う
No.283 / // PageTop▲

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夢月 魅誇

Author:夢月 魅誇
性別:女
誕生日:1月23日
家族構成:父一人、母一人、猫一匹

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