上の空詩集
上の空だけど、本当はその先にあるものを見つけたい。



--.--.--  スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009.10.20  硝子の靴

落としたのは1つだけ
だから
履けるのも1つだけ
手元の靴は
触れたら溶けた


一瞬で始まって
一瞬で終わって

残るものは
香と胸騒ぎと息苦しさ

これは
シンデレラの物語

硝子の靴が溶けて
あとには灰になってしまった
シンデレラの物語

お願い
お願い
お願い

どうか
私に時を下さい

お願い
お願い
お願い

どうか
私を見失わないで下さい


迷宮の城の入口
私を取り込むように
招き入れる


避けようのない出会いは
逃げようのない別れのハジマリ

物語は容赦なく
進んでいく

硝子の靴を残して
進んでいく

お願い
お願い
お願い

どうか
私を見つけて下さい

お願い
お願い
お願い

どうか
私を助けて下さい

温もりを得て
安定を失った私を
どうか
支えて下さい

1つしか残っていない硝子の靴を
どうか
私の足に履かせて下さい

カボチャの馬車で
どうか
私をさらって下さい


幸せの重みは罪の重み

片方だけの硝子の靴を鳴らして
シンデレラは灰になる日を待つ
スポンサーサイト

No.286 / // PageTop▲

リンク

プロフィール

夢月 魅誇

Author:夢月 魅誇
性別:女
誕生日:1月23日
家族構成:父一人、母一人、猫一匹

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

最近のトラックバック

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。