上の空詩集
上の空だけど、本当はその先にあるものを見つけたい。



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2009.10.26  流行




上と下の狭間


理解不能な現実が
私を外して
目まぐるしく流れてゆく


選択したのは全て私


無作為で
無意識で
無防備で


私の意思じゃないと叫びたかった


叫んでも許されはしない


叫んでも場所はなかった


どこにも何もなかった


全てをゼロにしたかった


浮いた狭間に一人取り残された


また上にも下にも進めない


高さに目眩を起こす


上からも下からも
見放されて
方向感覚が狂う


疎外感


今まであった足場が
突如消滅して一気に転落する


踊り場に着地しただけマシなのか


何もない

何もわからない

誰もいない

誰も近寄らない


私が仕向けたくせに
一人でいるのが怖かった


わかってたくせに
わかっていなくて
わかってたつもりになっていた


一人で生きてるんだよ


誰も助けてはくれないんだよ


今知ったことじゃないけれど
改めて知ったら怖かった


この狭間に来る人は
誰もいない


狭間の上下で私を待つ人もいない


階上も階下もあんなに賑やかなのに
誰もこの階段を使おうとはしない


声が欲しかった


上でも下でもいいから


呼びかけてくれる声が欲しかった


何もない
誰もいない
何もわからない
誰も来ない


私は一人
永遠に
狭間で暮らす
No.287 / // PageTop▲

2009.10.20  硝子の靴

落としたのは1つだけ
だから
履けるのも1つだけ
手元の靴は
触れたら溶けた


一瞬で始まって
一瞬で終わって

残るものは
香と胸騒ぎと息苦しさ

これは
シンデレラの物語

硝子の靴が溶けて
あとには灰になってしまった
シンデレラの物語

お願い
お願い
お願い

どうか
私に時を下さい

お願い
お願い
お願い

どうか
私を見失わないで下さい


迷宮の城の入口
私を取り込むように
招き入れる


避けようのない出会いは
逃げようのない別れのハジマリ

物語は容赦なく
進んでいく

硝子の靴を残して
進んでいく

お願い
お願い
お願い

どうか
私を見つけて下さい

お願い
お願い
お願い

どうか
私を助けて下さい

温もりを得て
安定を失った私を
どうか
支えて下さい

1つしか残っていない硝子の靴を
どうか
私の足に履かせて下さい

カボチャの馬車で
どうか
私をさらって下さい


幸せの重みは罪の重み

片方だけの硝子の靴を鳴らして
シンデレラは灰になる日を待つ
No.286 / // PageTop▲

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夢月 魅誇

Author:夢月 魅誇
性別:女
誕生日:1月23日
家族構成:父一人、母一人、猫一匹

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