上の空詩集
上の空だけど、本当はその先にあるものを見つけたい。



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2008.12.30  亡骸

平らな砂利の上を
ズルズルと

私の左手はそれを離さない

どんなに重くなっても
どんなに腐敗しても
どんなに蔑まされても

私が捨てられても
私は捨てたくないから

そうやって私は
全てを引き摺って歩いてきた

きっと私は
捨てられていない

左手の疲労なんて感じない

だって
確かにそれは存在しているのだもの

もう口を開かないし
瞳は閉じてるし
体は冷たく腐敗しているけれど

話しかけても
触れても
見つめても

何も反応はないけれど

それは存在しているから

私には捨てられない

私はまだ捨てられていない

平らな砂利の上
憎むように信じながら
ズルズルと
No.280 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

2008.12.25  泥醜

泥沼の中で暴れて
初めて痛みを知る

身動きのとれないことを苦痛と思いながら
そこでやっと
助けのないことに気付く

暴れて暴れて

綺麗な服を身に纏い
泥まみれになりながら叫ぶ

「嫌だ」
「認めない」
「まだ終わらない」

そう思うことで私は理解する

「もう終わっている」ことを

私はそれでも暴れます

この未練がましく残った熱を発散するために

これは
私の貞淑の闘い

これは
私の運命の闘い

これは
私の生の闘い

周りの制止を振り払い
自ら泥沼に至福を抱えて飛び込み
めちゃくちゃにもがき
必死で足掻いて
何にも遠慮せずに泣き叫んで
血だらけになりながら体を掻き乱して

原形などとどめないように

暴れて暴れて

いつか始まりが見えるまで

誇を持って
この醜態を晒しましょう
No.279 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

2008.12.22  女

女は汚い

女は醜い

私に少しの賢さもなければ
幸せに暮らせただろう

私がもう少し賢ければ
不幸を除けることができただろう

覚悟が揺らぐ

求めてしまう性が
私の衝動を燻って

ぐにょぐにょの塊を作り出す

捨てても捨てても
沸き上がる

醜くて汚いカタマリ

女を演じる私の真のカタチ

なんて
卑しい姿なんだろう
No.278 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

2008.12.11  幸せは闇の彼方に

見上げた空から
あの日のように星は降らない

幸せは闇の彼方に

輝く夜景のそばに
あなたはもういない

幸せは闇の彼方に

共有してきた感動を
毎日1つずつ失う

幸せは闇の彼方に

懐かしく甘い声は
幸せの不在を確信させる

幸せは闇の彼方に

私の右手にも左手にも
暖かな希望は消え
静寂と質素が幸せを遠ざける

幸せは闇の彼方に

少しずつ
遠ざかって

今ではその僅かな残り火だけが手掛かり

幸せは
闇の彼方に
No.277 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

2008.12.09  頭上の星

細やかに光る
頭上の星

その細やかな瞬きさえ
妬ましくて

なぜ私はここにいるんですか?

歩いていることが疎ましくて

ある日
気付いたらゴールに辿り着いていたりしないものか

決して
幸福のゴールでなくていいから

ただ無のゴールに辿り着きたい

何も感じない
何も反応しない
何もない世界へ

その細やかな瞬きで
私を導いて下さい
No.276 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

2008.12.07  罪の街

踏みしめるごとに増す背徳の匂いを
忘れることができない

すべては虚像の世界で起こったこと

これは幻で
私には貞淑な現実が待っている

背徳は正義で
正義は従順

呪文のように唱えながら

私は罪の街を
身を縮めて歩いた

あれは
正義でも幸福でもなかったけれど

私の貞淑だった

貞淑のために現実を突き付けることが正義か
従順ゆえに背徳を貞淑と貫くことが正義か


罪の街で
己に問う
No.275 / ひとり言 / Comment*0 // PageTop▲

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夢月 魅誇

Author:夢月 魅誇
性別:女
誕生日:1月23日
家族構成:父一人、母一人、猫一匹

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